2007年4月23日月曜日

上がる確率、下がる確率

株取引は株の保有期間が短い、短期売買ほど偶然性に左右されやすくなります。

長期投資の場合、買おうと思う銘柄のファンダメンタルズやチャート等をしっかり分析して吟味すれば、よほどのことが無い限りうまくいきます。

短期のトレードで重要なのは買った(売った)瞬間から数分~数日以内に上がって(下がって)くれるかどうかです。こうした短い期間で株を買ったり売ったりするための材料は乏しく、それゆえに「他のトレーダーも上がる(下がる)と思っているだろう」という仮定のみで売買せざるを得ません。チャート上の抵抗線を上抜けば「他の連中もこれを見て買ってくるだろうから上がる」と結論付けて買うわけです。

しかし、こうした抵抗線などのチャート的な判断材料も無いときは、完全に偶然性の支配する領域になるといえるでしょう。

サイコロの例を聞いたことがあるかと思います。「どの目も出現確率は6分の1だが、12回振ってもそれぞれが2回ずつ出るとは限らない。しかし100万回振れば、それぞれの出現率はだいたい6分の1になっている。」
株の世界も理論上はこうなのでは?

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